しーさんの日記

妊娠→胞状奇胎→侵入奇胎を乗り越えるための日記です。

今だからしみる言葉

 

治療を終えて、少しずつ体が戻ってきて、今だから『そうだったんだ』と思える心にしみた言葉を紹介します。

 

去年の、病気が発覚して治療を開始するにあたって園長先生にお話ししたときのことです。

 

その時は、主治医の先生からも『死ぬ病気ではない。しかし、妊娠希望で子宮を残そうと思うと抗がん剤治療をしなくてはならない。最悪は、子宮摘出。』という旨の話をされ、そのまま園長先生にも伝えました。

 

園長先生は、『それなら、この病気の期間をプラスに受け止めなさい。その経験は、教師としても人としても必ずあなたを豊かにする。ご主人やご家族、周囲の人にたくさん甘えなさい。痩せても脱毛してもたくさん写真を撮りなさい。免疫がついてきたら、たくさん出掛けなさい。妊娠許可がでるまで、いろいろ旅行して写真をたくさん撮って残していきなさい。前を向いて。』と、言って下さいました。

 

その時は、目の前の治療の怖さと治るかの不安と、仕事を休むプレッシャーと…。目先のことをいろいろ考えていて、園長先生の言葉をただ普通に、ふーんと聞いていました。

 

しかし、今になって思うことはやっぱり今を大切にしよう!引け目に感じないで、今を楽しもう。ということです。

 

治療中は失っていくことが多く、あまり写真は撮れませんでした。

 

でも、それはあたしが戦った軌跡だと信じて、今は撮るようにしています。出掛けるようにしています。

 

このブログを読んでくださる、何か不安がある方。病気、悩み、不安はいろいろあり一人一人違うとは思いますが、

 

私も病気発覚から治療中ずっと、治療を経験された方のブログを探してずっと、ずっと、読んでいました。先がわからないって不安なのです。

 

あたしは数多くのブログに励まされました。そして、園長先生の言葉に今は励まされています。

 

もし、このブログを読んでくださる方に少しでも不安が柔げられたら…。それぞれ病状は違うとは思いますが、こんな人もいたんだ…って思っていただけたら幸いです。